木造軸組構法(在来工法)とは
木造住宅には、大きく分けて(1)木造軸組(2)ツーバイフォー(3)木質プレハブ、の3つの工法があります。
この中でも、木造軸組工法は日本の住宅で最も一般的な工法で、在来工法とも言われています。この工法は、簡単に言うと、柱や、床梁(はり)、小屋梁・桁材などに比較的太い木材を使用し、筋交いも入れて住宅を支え、これに壁を付けるつくり方です。
柱や梁などの「軸材」を組むので「軸組」と言うわけです。
木造軸組工法の特長は、間取りが自由にできることです。また、窓や出入口などの開口部が大きく作れ、そのレイアウトの自由度が高い点や、増改築もしやすいことなどが挙げられます。
筋交いによって強度を高めます
金物を使用し、耐震性を高めた家づくり
金物で補強された柱
斉藤工務店では木造軸組工法の強度をより高める、耐震金物を用いています。
接合部分にN値計算に基づいた最強の耐震金物と言われる「ホールダウン金物」など、特別な金具を使用することで在来工法の何倍もの強度をもたせることができます。
私たちは、構造体はもちろんのこと、外壁の下地には耐震防火の性能を持つ建材を採用するなど、建材から耐震にこだわった住まいづくりをしております。
なお、弊社では「住宅瑕疵担保履行法」に基づき、構造躯体につきましては10年間の瑕疵保証がございます。
詳しくは
耐震についてをご覧ください。
上棟式(棟上げ/建前)とは?
上棟式とは、軸組工事の最後に棟木を上げるときに行う儀式で「建前(たてまえ)」とも呼ばれます。木造軸組工法で家を建てる際に、伝統的に行われてきました。無事棟が上がったことを喜び、感謝、祈願する目的で行われ、地域によってその風習もいろいろだとか。
上棟式では、棟札に上棟年月日、建築主などを書き、棟梁が一番高い棟木に取り付けを行います。 この「棟札」は施工の過程で屋根裏に隠れてしまいます。しかし、昔からのお客様の家に、屋根のリフォームなどで伺うと、屋根裏から何十年前も昔の棟札が出てくることも。そんな時は、当時の大工さんのことや、若かったであろうお施主様を想像し、いつも感動してしまいます。
お施主様の幸せと工事の無事を祈念した棟札