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建築職人ガイドブック7【屋根屋】
【屋根屋】
上から読んでも下から読んでも・・・いや、そういうことじゃありません(笑)!
屋根の仕上げ材によって瓦屋さんだったり、板金屋さんだったりします。弊社の場合、ガルバリウム鋼板が多いので板金屋さんが屋根工事をすることになります。
もちろん屋根の上での作業なので雨、風、強烈な日射しを遮るものはありません。過酷です。
それでも屋根の上から見る景色は格別です。一般の方が普段見れない風景を屋根職人さんたちは見ながら仕事をしています!
まぁ景色に見とれてる余裕などないでしょうが・・・(笑)。それでも上から街の景色を眺めるのは気持ちのいいものです。
ただ屋根屋さんの一番の仕事は雨漏りをさせないで家を守ることにあります。その際、大切なのが仕上げ材の下に敷く【ルーフィング】という防水シートです。これがきっちり施工されていれば、屋根からの雨漏りの85%は防げます。
もちろん屋根もいろいろな形状があります。
切り妻、と呼ばれる【へ】の字に似た形の屋根、寄せ棟、と呼ばれる三角錐的な屋根、片流れ、と呼ばれる一方向だけに傾いた傾斜を持つ屋根。いろいろです。一般的には【谷】と呼ばれる部分の少ない屋根形状ほど雨漏りのリスクは減ると言われています。
そこを雨漏りさせないのは後は屋根職人さんの巧みな技術の問題です!
経験と知識の合わせ技ですね。
それと毎年やって来る【台風】も屋根屋さんにとっては頭の痛い問題です。屋根が台風によって壊れたとなれば通常業務に加え、飛び込み的に依頼される仕事なのでスケジュール調整が非常に難しいとのことです。
高所での作業が常なのでとにかく安全に的確に作業してもらいところです!