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家づくりコラム
大工ツールコレクション

大工ツールコレクションⅧ

かつて電動機械がなかかりし頃の大工さんは、大量の釘を口一杯に頬張り、それを目にもとまらぬ速さで材木に打ち付けていたとかいないとか…。

以前このシリーズで書いたように、現在はビスを使用するケースが多くなりましたがそれでも釘を大量に使って材料同士を結合しなければならない場所も多く存在します。
例えば屋根の野地板や外壁部の構造用合板、床下地の合床などなど‥。

これらの場所は1,000本単位の数で釘を打ち込まなければならず、それらを一本一本手で打っていれば時間と体力がかなりかかります(^。^;)。

そこで人差し指一本を動かすだけで高速連射出来る【釘打ち機】というマシンが必要なわけです。
という訳で今回の大工ツールは【釘打ち機】及びその周辺機械をご紹介いたします!
釘打ち機

ご覧のように釘打ち機と言っても多種多様です。
一般的に使用される50ミリ以上の釘を打ち込む釘打ち機はワイヤーで連結されたロール状の釘を一本一本射出する構造になっています。一つのロールには約100本近くの釘が連結されています。
つまりリボルバー拳銃のように釘打ち機に一本一本釘を装填するわけではありません。これでは手で打った方が早いということになるので‥(^^;)。

ワォ‥タケシくん、そうやって構えてトリガーを引いても弾は出ないから‥。
それにこのツールは18歳未満使用厳禁ですから。
(まぁ銃刀法違反で捕まることはないと思いますが‥^-^;)!
とりあえず早く高校を卒業して斉藤工務店に勤めなさい。そうすれば使えるから(笑)。

実はタケシくんにも言ったように釘打ち機だけでは釘を打つことが出来ません。
殆どの釘打ち機は【エアーコンプレッサー】という空気を圧縮する機械にエアーホースを接続させることによって初めて使用可能となるわけです。
コンプレッサー

これがその【エアーコンプレッサー】。

悲しいかなこのコンプレッサーがなければ釘打ち機もただのモデルガンのようなものです。殆どの釘打ち機はエアーコンプレッサーとセットで使用します。
今は機械自体が軽量化されましたが、かつてはウェイトリフティングにのぞむような覚悟がなければとても持ち運びが困難な代物でした。
ある意味手で釘を打つよりも体力を使ったかもしれません(笑)。
現在は片手で持ち運び出来るほど軽量化が進み、気軽に移動が可能です。
その点はよいのですが、簡単に持ち運びが出来るようになった分だけ盗難率も飛躍的に上がりました(^_^;)。
なにしろ高額な機械で使用頻度も高いゆえ現場などに放置しておくと盗難されるケースが多々あります。

タケシくんも家の戸締まりは忘れずにね!

それはさておき、このエアーコンプレッサーにエアーホースを繋ぎ釘打ち機と接続させれば思う存分釘を打てます(^_-)!

エアーホースには常圧用と高圧用の2種類があります。
一台のエアーコンプレッサーに常圧用タンクと高圧用タンクの二つが内蔵されています。
コンプレッサー

 
太く長い釘を打ち込む時などは圧力を高めた高圧用のホースで高圧専用の釘打ち機を使い、一瞬のうちに釘を打ち込みます!
細く短い釘などは常圧用で十分です。
 
一口に釘打ち機と言ってもいろいろな種類のマシンがあります。

太く長い釘が打てるモノ、シートで連結されたスクリュウーネイルを打てるモノ、フローリングなどを固定するためのステップルを打てるフロアータッカーというモノ、化粧材などをとめるフィニッシュネイル、ピンネイルなどの釘が打てるモノ、などなど‥。
適材適所で使い分けて使用します!

その他にも釘打ち機ではありませんが【エアーガン】なる代物もあります。
エアーガン

もちろんサバイバルゲームなどで使うあれとは違います。
ノズル先端部より圧縮された空気が噴き出るだけです。
よく海水浴場やプールなどで浮き輪やボールなどを膨らませる時などに使ってたりします。見たことありません?
ちなみにこのツールは18歳未満でも使用可です(笑)!

我々が現場で使う時はおもにエアーダスターとして使用します。秒速25メートル(推定!?)の風が細かい埃などを一瞬の内に吹き飛ばします。
その他の使用方法としては夏の暑い時などに扇風機替わりとしても使用可です(^_^;)。
まぁ涼しさの代償として息苦しさと若干の痛みを伴いますが‥(笑)。

とにかく現代の大工さんたちにとっては釘打ち機とエアーコンプレッサーは欠かせぬアイテムなのです!

と言うことでこの【エアーガン】でタケシくんと射的対決をする事になりました!!

ち、ちょっとアナタ身を乗り出し過ぎ‥‥(^_^;)。

それではまた‥‥。

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大工ツールコレクション

大工ツールコレクションⅦ

正確にまっすぐな直線を引く。
この作業をフリーハンドで行う。
 
・・・限りなく至難の業ですね。というよりミッション・インポッシブルです(笑)。
 
我々の身を置く建築業界ではこの《直線》というやつが至るところに存在します。極端な話我々の造る木造家屋に於いては99%直線で構成されていると言っても過言ではありません。
 
で、材料にもその都度直線の墨を付けなければならないケースが多々あるわけです。その際フリーハンドがダメなら道具を使うしかありません。
短ければ以前このシリーズでご紹介した《差し金》などを使ったり、1メーターぐらいの直線であればそれなりの定規を使えば正確な直線を引く事が可能です!
ですが、それ以上の直線を引くとなると正直定規だと苦しいところです(^^;)。
 
と言う訳で、今回のツールアイテムは長い《直線》を材料に引ける【墨壺】をご紹介いたします。
 
墨壺
 
基本的に現在使用されている多くの【墨壺】は簡易に長い直線を墨打てる道具です!
 
写真には何種類か写っていますが機能は全て同じです(黒っぽいちょっと変わった形のやつだけが昔ながらの、と言うか本来の墨壺です)。
 
使い方は起点となるポイントに《カルコ》と呼ばれる針状のモノを打ち込み、壺から糸を引っ張り出し終点となるポイントで糸を押さへ、糸をつまみ上げるように持ち上げパッと離す。
これで材料に直線の墨が鮮やかに打たれる訳です!
 
ただ違うのは墨の色です。状況に応じて使用する墨汁の色を変えていきます。
 
基本はブラックです。もちろん無糖です。たぶん・・・(笑)。
この墨はたいていの材料にくっきりとラインを引けます。
 
次に朱墨(しゅずみ)。
赤というよりオレンジ色に近いです。
暗色の下地や石膏ボードなどに墨を打つときなどに使います。
 
他には消える墨汁!
 
これはどういうものかと言うと色的には紫色のラインなのですが、墨を打ってから数十分するとあら不思議!  墨付けた紫のラインが徐々に消えていきます。
 
化粧の丸太柱の芯墨やフローリングの化粧面などに致し方なく墨を打たなければならないケースに使用します。
墨の濃度によっては数分で消えてしまうので、もたもたしていると肝心な時に使えない事もあります(^_^;)。
時間との勝負ですね。
 
大きな声では言えませんが、言わば大工の秘密工作ツールというわけです(どんな秘密ですかっ)!
 
それと大工さんはあまり使いませんが白墨(チョーク)が打てるチョークラインなどという墨壺などもあります。
 
 
本来墨壺という道具は木材の墨付け時に使用する道具でした!
 
書道における硯のような役目を果たします。
筆にあたるのが《墨さし》と呼ばれる竹で出来たヘラ状のものです。 
 
この墨さしを墨壺に浸し木材に墨を付けていくわけです。
 
墨壺の形もさまざまです。亀を模したものや、龍を模したもの、変わったところでは『河童』をイメージした墨壺などがあります(これ、見たくなりません? 河童ってどんな姿でしたっけ?)。
 
 
とにかくかつての【墨壺】は工芸品としても価値のあるものが多数存在します。
 
墨壺はかつて(遥か昔ですが・・・)大工道具の3種の神器でした!
[差し金]、[手斧(ちょうな)]、[墨壺]と、みな墨付けと刻みに使われる道具です。
その中の【墨壺】にはこんな逸話があります。
 
明治時代に行われた東大寺南大門の修復の折りに 高い梁桁の上から一台の墨壺がそっと隠されるようにして置かれていたのが発見されたそうです。
あまりそのような場所では墨壺などは使わないことから、大工がわざと忍ばせたのではないかと・・・。
つまり一世一代の仕事を成し遂げた大工の棟梁が己の誇りと、ささやかな記念として当時としては大工の魂ともいえる墨壺を残してきたのではないかと・・・。
もちろん推察ですが、うっかり忘れたとか不法投棄ではないと思います(笑)。
 
いや~粋ですね!
自分も今度屋根裏にインパクトドライバーでも置いてこようかな…(笑)。
 
 
ところでタケシくん、その消える墨汁で宿題のノートにイタズラ書きをするのはやめましょう!
そういう使い方じゃないから…(笑)!
 
それではまた…。
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大工ツールコレクション

大工ツールコレクションⅥ part2 前回の続きです。

鉋刃の調整が終わりやれやれと思いきや次に控えているのが《鉋台》の調整です!
 
まず鉋刃を固定している《鉋台》が狂っていないか確認しなければなりません。
 
この《鉋台》、たいてい『樫(かし)』と言う堅木(かたぎ)で作られていますが、基本的には木なので湿気や乾燥などにより反りが生じます。
 
この反りを修正してやる必要があります。
刃が出ている鉋台下端は限りなく平らでなければ材料を均一に仕上げることが出来ません!
 
と言いつつも、この《鉋台》も鉋刃同様、若干の細工を施してやらねばなりません!
つまり全面まっ平と言うわけでもないのです(ややこしいですね)。
 
鉋(かんな)
 
図のように台の先端部と刃口と台の後端部のA、B、Cの3点が平行でその点と点の間が0,3ミリほど鋤き取られた状態がベストです。
これまた微妙な寸法ですね(笑)!
この微妙な鋤き取り作業も《台均し鉋》という鉋で行います。
 
鉋(かんな)2
つまり鉋を鉋で削る訳です。)ホントややこしいですね(笑)!
 
で、いよいよ削れると思いきや、まだやらなければならないことがあります(^^;)。
鉋台から鉋刃を髪の毛一本ほど出さなければなりません。
 
もちろん定規などありませんからひたすら経験と勘の勝負です!
 
で、ようやく材料を削れる訳ですがただ削ればいいという訳ではありません・・・もう勘弁して・・(^^;)。
 
前述した通り木目の向きを確認し鉋刃の出具合を確認します。最初は刃が出ているかいないかぐらいで様子を見ます。たいして削れていなければその都度鉋刃の頭を玄翁(げんのう)で叩き調整していきます。その際《裏金》の位置も再度正確に合わせます!
少し刃が出過ぎたなと思うときは鉋台の先端上部を軽く叩きます。すると鉋刃は引っ込んでいきます。
 
最終調整が終わればようやく材料を削れるのですが・・・。
 
ここで問題なのが削る時の姿勢です(まだですか・・・)。
まず軽く膝を曲げた体勢のお臍の高さぐらいに材料を載せる《削り台》をセットします。で、右利きの人は右手で鉋台の刃口やや後方を上から押さえ込むように握ります。左手は鉋台の先端部に添えるようにして置きます。
あとは息を止めて一気に腰で引く感覚で削っていきます!
 
やはり微妙な力の入れ具合によって仕上がりが違います。
達人クラスになるとその鉋屑の薄さは3ミクロン(1000分の3ミリ)程だそうです!
 
昔の大工の親方がその職人の技量を測る物差しとして《鉋削り》をやらせたそうですが、確かにそこそこの腕がなければきれいに材料を仕上げる事が出来ません。
今は《超仕上げ》といういい機械があり刃の調整さえしっかり出来ていれば誰でも簡単に材料をきれいに仕上げられます(しかも巾広い材料も一発で削れます)。
 
鉋(かんな)3
 
まぁこれだけ大きな機械なので現場には持ってこれませんが・・・(^^;)。
 
ただあれだけの手間と技術を要した《鉋》に比べれば圧倒的にスピーディーですし刃を常に研磨しておけば仕上がりも《鉋》と殆ど遜色ありません。
 
ですが、やはり現場で《鉋》を使わないと言うことはないので普段の手入れと技術のマスターは欠かせません!
 
 
《鉋》には他に《底取り鉋》、《際鉋》などの敷居や鴨井の溝を仕上げられる鉋やアールの内側を削れる曲面鉋、材料の面を均一に取れる《面取り鉋》など多種多様な《鉋》が存在します。
 
鉋(かんな)4
 
削ると言うことであれば電動の《電気カンナ》、若しくは《自動カンナ》などがあります。
 
鉋(かんな)5
 
厚みを大きく落としたいときなどは《電気カンナ》が有効で、きっちり材料の厚みを決めたいときなどは《自動カンナ》に材料を突き入れて正確な分(ぶ)を決めます。
 
 
とにかく全国の少数派『ゲンさん』たちはそれなりに苦労しつつも今日もどこかで3ミクロンの花吹雪を舞い上がらせているのです!
 
ところでタケシくんのお母さん、お取り込み中なんなんですがいくらフワフワに削れるからといって私の鉋で鰹節削るのはちょっと・・・
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大工ツールコレクション

大工ツールコレクションⅥ part1

何気にたけしクンに聞いてみたところ、大工さんのイメージってなにやら木の台の上で材木を削っている姿の人ってことらしいです。しかも大工の名前はみんな『ゲンさん』(おいおい・・・)。
あなた、まさかパチンコやってました(笑)?
 
まぁ『ゲンさん』と呼ばれる大工さんは全国に大勢いらっしゃるでしょうが、木の台の上で削り物をしている『ゲンさん』となると意外と少ないかもしれませんね!?
 
 
という訳で、今回の大工ツールアイテムは少数派『ゲンさん』が材木を削るための道具【鉋(かんな)】をご紹介致します!!
 
鉋(かんな)1
 
数ある大工ツールの中でも【鉋(かんな)】はある意味異彩を放つ特殊な存在です。
削り台の上で大工さんの手元からフワリとした鉋屑が花吹雪のように舞い上がる様は、確かに見ていて気持ちの良いものです!
パフォーマンスとしても地味にコツコツと【鑿(のみ)】を叩いているよりも多少なりとも華がありますよね(笑)。
 
ですがこの【鉋】という道具(ツール)、使いこなすには誠に難儀な代物でもあります。
 
鉋の基本的なフォルムは写真にあるとおりなのですがこの見た目に騙されてはいけません!
 
実はこの形状のディテール(細部)にたくさんの秘密が隠されています。
 
 
まず鉋の刃。
これが切れるようにスパッと研いであることが最低条件です。それと木材を仕上げるための最適な刃角度。さらに限りなく左右均一な刃幅。
さらに付け加えるならば限りなく左右均一な刃の両端部が百分の1ミリほど引っ込んでいること。(※これは幅広い材料を削るときに鉋刃が通過する両端に細かな筋跡を付けないためです。専門用語を使わしていただけるなら「耳が立つ」といいます)
 
よく見ると鉋刃に抱き合うようにしてもうひとつの刃が装着されています。
 
鉋(かんな)2
 
これは《裏金(うらがね)》と呼ばれる刃で表刃である鉋刃を抑えつける役目を果たします。(この刃は切れません!)
 
この《裏金》のセットされる位置によっても削った仕上がり具合が左右されます。またまた専門用語で言わせてもらうと『逆目(さかめ)』が止まるか止まらないかと言うことことです。
『逆目』というのは木目の向きが、ある部分だけ反対になっている箇所を指します。
鉋で材木を削る場合、木目の流れを見極めながら削る方向を選択しなければなりません。
 
見極めて、良しと思っても『逆目』があると《裏金》のセットの仕方次第ではきれいに仕上がりません。
 
だいたい鉋刃より0,1ミリから0,3ミリ程度引っ込めてセットするのが一般的です。微妙ですよ、この数字は・・・(笑)。
 
で、さぁ削ろうかというと、まだまだ調整しなければならないことがあります・・・(^^;)。
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大工ツールコレクション

大工ツールコレクションⅤ

今回ご紹介する大工ツールは《鑿》です。
 
ところで皆さん、この字読めます?
字画数半端じゃないですよね(笑)!
これは「ノミ」と読みます!いきなり「書け!」と言われれば笑って誤魔化すしかないタイプの漢字です(笑)。
漢字はやたらと複雑なのですがモノ自体はいたってシンプルな形状をしています!
 
 
鑿(ミノ)1
 
写真は【追い入れ鑿】と呼ばれる10本セットのモノです。
 
短い柄の先に刃物がとりつけてあるだけです。
 
小さいモノから一分(いちぶ)、二分、三分、四分、五分、六分、八分、一寸、一寸二分、一寸五分(いっすんごぶ)と相変わらずの尺寸法で分けられています!【※一分(いちぶ)が3ミリ、一寸が約3センチです】
 
この【追い入れ鑿】の他に【叩き鑿】、【丸鑿】、【突き鑿】などの鑿があります。基本的に【突き鑿】以外は木材を掘るための道具です!
 
穴を掘るならドリルでいいじゃないかと思われますが、我々大工の場合は“直線系”の穴を穿たなければならないケースが殆どのためこうした角穴を掘れるツールが必要になってくるわけです。
 
鑿の柄の先端部には《カツラ》と呼ばれる鉄の輪っかがはめ込まれています(ヅラじゃないですよ)。
 
 
鑿(ミノ)の先端部、カツラ
 
こんな感じです!
この部分を《玄能》で叩いて穴を掘る訳です。
これがないと叩いた時の衝撃で柄が割れてしまうことがあります。
 
この《カツラ》、そう簡単には外れたりズレたりすることはありません。【●ーブ21】といい勝負・・・ってだからヅラじゃないって(笑)!
 
 
ところで鑿の刃先の角度は鑿の大きさにより異なるということをご存知ですか?
広くなればなるほど角度は緩くなり(約30°)、逆に1分鑿などの巾の狭い鑿はきつい勾配がついてます(といっても33°程度ですが・・・)。
 
ゴルフクラブのアイアンのロフト角のようにその鑿巾に応じた最適な進入角が設定されているという訳です。
 
鑿という道具は基本的には刃物な訳ですから使っているうちに切れ味が悪くなって来ます。
その場合【砥石(といし)】という道具を使って刃を研磨します!
 
砥石(といし)
 
この砥石の上を刃物が滑ることによって刃先を研ぐわけです。
この《砥石》なるツールはなにげに奥の深~い代物なのです!
 
どうディープなのかと言うとまず《砥石》には【荒砥】、【中砥】、【仕上げ砥】と砥石の粒度によって3種類もの《砥石》があります。
さらにその中でも【人造砥石】と【天然砥石】の2種類があります!
 
さらに、【天然砥石】の【仕上げ砥】には《巣板(すいた)》、《合砥(あわせど》など産出される地層により呼び名が異なります。
 
この【天然砥石】の【仕上げ砥】の石は2億5千年の月日を経て形成された希少石だそうです。
日本の京都と滋賀の一部の地域でしか産出されないということです。
 
高価なものでは100万円近くする逸品もあるそうで、まさに大工さんにとっての『宝石』ですね!!
刃物と縁のない方々にとってはただの『石』ですけど・・・(笑)(^^;)。
 
この【砥石】で何をするかというとただひたすらに刃物を研ぐのみです!!
残念ながら他に使い道がありません。
 
刃物研ぎはなにげに難しいものです。
まさに「石の上にも3年」。
刃物研ぎをマスターするまでは最低これぐらいの年数がかかります。
 
 
ところでタケシくん、【鑿】と言う漢字は難しいよね。
まさか小学校で習ったりしてないよね(笑)。
 
実は【鑿(のみ)】という道具にはもう一つ難しい漢字が隠されているんだよ!
 
それは【鬘(カツラ)】。
 
・・・だからヅラじゃないって(笑)!!
 
 
それではまた・・・!

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