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家づくりコラム
決めなきゃならないこと!

決めなきゃならないこと!14 番外編【地鎮祭おまけ】

 最後に神主さんより祭壇の上に置かれた[鎮め物]と呼ばれる箱を頂く。土地のお守りのようなモノだ。中身はトップシークレットらしく教えてくれない(^_^;)。
 これは工事が始まる前に、施工業者が建物の中心付近の地中に埋設することとなっている。
 地鎮祭の後片付けも出来たら、お施主様は神主さんに、【初穂料】と呼ばれる金銭を熨斗袋等に入れて手渡す。金額は明確に提示されておらず、「お気持ちで・・・」ということらしいのだが相場はおよそ4万円(2021年現在)ぐらいである。
 まぁ地鎮祭を行ったからといって確実に事故がなく、幸せに暮らせるという保証はないのだが、これは気持ちの問題である。これはあくまでも個人的な見解なのだが、こういうことってやらないよりやっておいた方が良いような気がする!
 そう何回も経験出来ることではないので、これも人生における一つの貴重な体験として機会があれば是非ご参加して頂きたいものである。
 もちろん、仏教やキリスト教の信者の方でもこれに類する儀式はあるのでご安心して頂きたい。
 ホント、くどいようだがやるやらないは気持ちの問題なので・・・(^_^)。
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決めなきゃならないこと!13 【日程編】④

 まず工務店サイドから大野さんへ【上棟】の日取りを決めて頂きたいと打診がある。大安、仏滅、友引、等に拘りがなければ基礎工事完了後の一週間から10日後あたりが妥当な日取りであると告げられる。
 大野夫妻とも地方の出身なのでなんとなく【上棟式】なるもののイメージはあるようだが具体的にどんなモノなのかは把握していない。親に聞けば「やっぱりやった方がいいんじゃないの!」と言われたようであるが、何をどうすればいいのかわからないので工務店に相談することにする。工務店側も強制的にしなければならないとは明言せずに、出来るならやっていただいた方が・・・等と微妙な言い回しである。やる、やらないはともかく、上棟の記念に【幣串(へいぐし)】と呼ばれる飾りモノを棟に打ち付け、米、塩、お酒で建物の四方を簡単にお清めはします! と言われた。その際、出来ればお施主様もご一緒にお清めして頂けると助かりますとも言われる。
 

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決めなきゃならないこと!12 【日程編】③

 地鎮祭も無事終わり、基礎工事がいよいよ着工。これより工事も本格化してくる訳だが、ここでまた一つ決めなければならないことがある。
 それは【上棟(じょうとう)】の日取りである。
 【上棟】とはそもそも何なのか?
 棟上げ、とも言われるこれは最初に建物の骨組みを建ち上げる作業のことだ。またの名を【建て方】などと呼ぶこともあるが、建物の最上部である棟母屋(むなもや)が組み上がることを【上棟(じょうとう)】と呼ぶ習わしだ!
 それに付随して【上棟式】なるものを行う場合もある。
 昔は当たり前のように行われていた儀式らしいが、今ではこれをする方も少なくなっているようだ。
 それではその【上棟式】なるものは如何なるモノなのか?
 大野さんご一家を例にとり、ご説明させて頂こう!

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決めなきゃならないこと!11 番外編【地鎮祭】②

 最初に[しゅばつ]と呼ばれるお祓いをし、「お~」という掛け声と共に神様を祭壇中央の[ひもろぎ]へとお迎えする。
 まず祝詞を奏上し(「かしこみ、かしこみ・・・」という例のアレである)その後[四方祓い]という色紙を細かく切ったモノを建物の四隅へ舞い散らす。
 それが終わると[鍬入れの儀]である。これは祭壇前に作られた忌み砂と呼ばれる小山に三種の神器的な木製の鎌(かま)、鍬(くわ)、鋤(すき)を使って行われる儀式である。まずその家の設計者が鎌を持ち小山の上に立てられたその土地の草木を刈り取り、次にお施主様が鍬で小山を「えいえいえい」という掛け声と共に三回鍬を振るい小山を崩す。さらに施工業者の代表者がこれまた「えいえいえい」と三回鋤を小山に突き刺す。
 ちょっと緊張する場面である。緊張し過ぎて声が裏返ってしまっても笑ってはいけない(^_^;)。廻りも大人の対応でスルーして頂きたい。
 鍬入れの儀が終わると次は玉串奉典の儀へと移る。 
 これにもちゃんとした作法がある。まず神主さんから榊の小枝を受け取り祭壇へと向かう。一礼の後、枝の根元を時計廻りにて祭壇側へと向ける。静かに祭壇前部の榊置き場へ玉串を置いた後、2礼2拍手1礼をご作法とし、それが終われば速やかに退場する。
 基本的には列席者全員がこれを行うのだが、人数が多い場合などは代表者がこの所作を代表して行う。
 これが終われば、再び神主さんの「おー」という掛け声と共に神様をお見送りする。
 おおよそこれら一連の儀式が終わるまで30分から40分。
 儀式終了後にはご神酒にて列席者全員で乾杯である(現在はコロナで割愛しているが…)。もちろん飲み過ぎ注意である・・・(^^;。

 以上が地鎮祭である。

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決めなきゃならないこと!10 番外編【地鎮祭】①

 日本には八百万の神様がいるという考えが古くからある。真偽のほどは「信じるか信じないかはあなた次第・・・」(笑)というところなのだが、前提としてはそういうことだ。
 地鎮祭はその土地の神様に工事の無事とそこでの暮らしの幸せを祈念するという儀式である。もちろん地縛霊を徐霊するというのとは別物である(^_^;)。そのあたりはハッキリと区別したいところだ!
 まず地鎮祭に先立ち、工務店サイドはその土地に建築予定の建物の形をナイロンテープ等で明示する。その行為を【地縄張り】と呼ぶ。それによってその土地のどのあたりにどれぐらいの大きさの建物が建つのかわかる仕組みとなっている。
 その地縄の中に地鎮祭用の祭壇を設ける。祭壇の周りに4本の青竹を立てその竹を注連縄(しめなわ)というもので横にぐるりと縛り、その縄に紙(し)でと呼ばれる稲妻状に切った紙を一辺に4枚ずつ挟んでいく。
 祭壇には神様のお宿りになる[ひもろぎ]と呼ばれる榊の木を祭壇上部中央に据え、その周りにお神酒や海の幸、山の幸等をを供える。奉献と熨斗紙に記されたお酒なども載せたりする。祭壇右手前あたりに[忌み砂]と呼ばれる高さ30センチほどの三角錐の小山を作る。その山がその土地の見立てというわけである。
 準備が整えば装束を身に纏った神主さんが「これより○○様邸地鎮祭の儀を祭行致します」という挨拶の後、厳かに地鎮祭が始まるのである。

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