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日々の業務スペシャルヴァージョン
家づくりコラム

日々の業務スペシャルヴァージョン【ハッピーな法被(はっぴ)】(特別編)

ハッピーなはっぴ

・2010・06.07 Monday

 

 お久しぶりの《日々の業務》スペシャルヴァージョンです!
 って第何弾でしたっけ・・・(笑)?
 前回からのブランクが長すぎて忘れてしまいますね・・・!
 今回もかる~く読み飛ばしちゃって下さい(^_-)-☆。

 今回のテーマは職人たちの拘りのアイテムについて・・・!

 医者に白衣、サラリーマンにスーツが似合うように、職人にも作業着(!)がよく似合う。似合うと云うより、機能性を重視した場合、自ずとそういった服装に行き着くのですが・・・。
 昔の大工は、紺の法被(はっぴ)に捩じり鉢巻き、足元はビシッと足袋で決める! そういった伝統的なスタイルが主流であったようですが、現在(いま)は違います。そのような恰好で現場に出ている大工など、ほんの数人しかいません(でも、いることはいるのです。ホントに!!)。
私個人としては、そのスタイルはなんとなく恰好良くていいと思うのですが、それを着こなす勇気と自信が・・・ない。つまり、あのいでたちでビシッと決めるには、それなりのポリシーと鋼鉄のような勇気と経験に則られた年季がいるのです!
 現在(いま)は一般的に作業着屋などで売っているニッカタイプの作業ズボンや、腿のあたりに大きなポケットの付いたズボンなどがほとんどで、上着はトレーナーかTシャツ、もしくはポロシャツなどが主流を占めています。

それでも作業着屋などに行くと、超ド派手なシャツ(龍や虎、さらには狼や豹などが描かれていたりする)や、まるで飛び魚の羽のように、裾のヒラヒラとしたスーパーニッカズボンなどが置いています。買う人がいるのだから陳列されているのでしょうが、それもまた自分では着こなす勇気と自信がありません(笑)。
 ジーンズにTシャツというのもありなのですが、作業性の面からいくとやや厳しいものがあります。我々の仕事は割と屈んで作業することが多いので、あまりピシッとしたジーンズやぴちぴちにはちきれそうなシャツでの作業は考えものなのです。それと現在(いま)は、携帯電話を肌身離さず持ち歩いているので、懐の深い(だぼだぼ系の)ポケットの付いたズボンの方がなにかと便利だったりします。
 

それから職人の恰好で目につくのが、腰に巻きつけた革袋です。『釘袋』とも『腰袋』とも云われるのですが、たいていの建築職人が身につけてます。いわば職人さんの必須アイテムというところ・・・。この中には、職人が普段よく使う小物が収納されています。例えば『玄能』と呼ばれる金槌や、『スケール』と呼ばれるメジャー。その他小さなバール(釘抜き)やカッター、釘締めなどなど・・・。いわば大工さんの7つ道具です。
 その他そこにビスや釘などを詰め込み、作業に臨みます。これがけっこう重たい! 腰痛持ちにはかなり応えます。なかには、恋人の写真やコンビニの領収書、なぜか交通安全のお守り(なんで?)など関係のないものまで忍ばせている輩もいますが(いるかっ!)、そういう人は稀なので黙殺してよろしいです(笑)!
 7つ道具の中で忘れてならないのが『鉛筆』です! シャーペンでもボールペンでもなく、もちろん万年筆などではなく『鉛筆』なのです。我々はこれがないと仕事になりません。
 鉛筆と一口に云ってもいろいろな種類がありますが、私個人としては、硬さがHか2H、長さが10センチほどのやつが一番使い易いような気がします。HBあたりだと芯の減りが早すぎるし、すぐに線が太くなる。3H以上の芯では、とにかく薄いのと、間違って材料に墨をした時に消しゴムで消せなかったりします(がっつり跡が残るので・・・)!
 まぁやむを得ず急場凌ぎで、キティーちゃん! の鉛筆などを使うこともありますが(笑)・・・。基本はハイユニの2H(これ別に三菱鉛筆さんの宣伝ではないです・・・)。
 これを普段どこに携えているかと云えば、『腰袋』ではなく耳の上にのせていることが多かったりします(のせるというよりは挟む!)。
では、なぜ耳の上なのか? 思うに、人間の体の中で物を挟んでおける場所というのは、指以外では耳の上しかないからではないでしょうか。他には・・・まぁ鼻の穴に差し込んでおくという手もないではないのですが、それではあまり見映えがよろしくない(そりゃそうだね!)。
やはり耳の上が一番です!
 
その昔、鉛筆のなかった時代の大工は、『墨差し』と呼ばれる竹で作った、毛筆とバターナイフのあいのこのような道具で墨を付けていました。それは0.1ミリほどの線を引けるスグレもので、現在(いま)でも存在はしますが、滅多に使われることはありません。柱や梁といった構造材を、自分たちで墨付けして刻む場合のみ使われるぐらいです。それさえも今はほとんど工場でコンピューターと機械がやってくれるので、現在(いま)の若い大工などは見たことはあっても使ったことなどないのではないでしょう(そういう自分も滅多に使わないけど・・・)。
その『墨差し』と対をなすのが『墨壺』です。これがどういう道具かというと、習字における硯(すずり)のような存在です。この形状がまさに『壺』という感じで、パっと見、瓢箪(ひょうたん)を半分に割ったような不思議な恰好をしています。先端の方には糸車が付いていて、材木などに直線の墨を打てるようになっています。
 昔の『墨壺』の凄いのになると、こってりとした彫刻が施されているものが多く、亀や鶴などはあたりまえだのクラッカーで(ふ、古すぎます)、龍や河童!(ホントかい?)なんてものもあります。現在(いま)でもこだわりの職人の間では、これらの彫刻墨壺は根強い人気が・・・。しかし現在普及している墨壺は軽量コンパクト化し、かつてのような趣はほとんどありません。
 
『墨差し』や『墨壺』に限らず、建築職人のマテリアルに対する拘りというものは相当なものです。
とにかく我々は何はなくとも道具がなければ仕事にならないので・・・これホント!

 ***いや~それにしても河童の墨壺は気になるなぁ~!

 

 

★★★『あとがき的追記』★★★

 

 相変わらずタイトル、懲りていませんね(笑)。

 『ハッピーな法被』って・・・どんな法被ですかっ!?

 

 建築に限らず【職人】の方たちというのは拘りが多いものですが、モノに拘るからこそいい仕事が出来るのですかね・・・(^_-)!

 

追加報告的に言わせてもらえば、残念ながら10年経った今でも河童の墨坪の実物にはお目にかかれておりません・・・(^^;。

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