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建築用語マニアック辞典 あ行編(特別編)
- 2013.05.02 Thursday
我々建築業界に携わる者が、普段仕事の中で使う用語には一般の方々にはあまり馴染みのない用語が多々あります。
ということで今回、辞典と言うのもおこがましいのですが「こんな言葉もありますよ~」的なものをいくつかピックアップしてみました!
ただし、ちょっとマニアックです(笑)!
それを知ってるから何なの? と言われるとただハハハ・・・と笑うしかないのですが・・・(^_^;)。
まぁこれをきっかけに建築に少しでも興味を抱いていただければ幸いなのですが・・・!
とりあえずあまり為にならないということだけは最初にお断りしておきます(笑)。
それでは一般の方々だけでなく業界人にもほんのちょっと役に立つ(笑)[建築用語マニアック辞典]のスタートです!
【蟻(あり)】・・・小さな黒い虫・・・ではなく(笑)、建築で言うところの【蟻】は木材同士を接合させる仕口の一種!
接合部の形状が蟻の頭に似た逆三角形になっていることからこう呼ばれている。
※用例「そこは蟻で仕掛けとけ・・・」
類義語としては【蟻継ぎ】。
【行って来い】・・・内法材などを取り付ける際に大工が使う技(わざ)の一種。これは呼んで字の如く、柱間に材料を取り付ける際に片側の柱側面に深い穴を掘り、対になる反対側の柱側面を浅く掘っておいて深い方の穴に差してから浅い方の穴に戻すという技法。
経験未熟の者がやった場合、行ったきり戻って来ないケースなどもある(笑)。
【馬】・・・建築現場で作業をする際に用いられる作業台。角材でガッチリ固定されたモノやベニヤなどで簡易に組み立てられるモノがある。
自分オリジナルの馬を[ディープインパクト]とか[オルフェーヴル]などと勝手に命名する輩もいないではない。
・・・コラーッ、馬違いでしょう(笑)!
【エプロン】・・・もちろん台所などで着用するあれではない(笑)。浴槽(特にユニットバス)の洗い場側に面する立ち上がり部分を差す呼称。たいていの場合、脱着可能。
※用例「エプロン外して配管結んどけ・・・」。その際いきなり花柄の前掛けなどを脱ぎ出したりしてはいけない(笑)!
【男にする】・・・主に建て方などの時に、平積みされた大きな梁材を本来構造材として掛かる向きに起こすことをこう言う。平に寝ている材料を90度回転させて重機で吊り易くするために行う作業。
では、平に寝ている梁材が女性なのかどうかは定かではない(笑)!
★★★【あとがき的追記】★★★
「辞典というのもおこがましいですが・・・」等と書いてありますが、内容につきましてはホント、おこがましいですね(笑)m(__)m。
【馬】などは時代を感じます。今で言えば『アーモンドアイ』とか『コントレイル』なんて名付けているのでしょうか?・・・(^^;)。
建築用語のマニアックな語彙というものはまだまだあるのですが、ここで書いていたら本編になってしまうので(笑)、またいつの日か【改訂版 建築用語マニアック辞典】でお会いできたらいいですね!
でもちょっとだけ書かせて下さい(笑)!
【相番(あいばん)】…違う職種の者が同じ工事箇所で同時に作業すること。
仲の悪い者同士がこれをやると本人たちより周りがピリピリしてしまうというリスクを孕んだ微妙な作業(^^;)
【アース】…太陽系第三惑星・・・のことではない(笑)。レンジや洗濯機用のコンセントプレートに付いている過大電流を遮断し地中へ流す回路。世界中のアースから地中に流した電気で地球が回っているという都市伝説的噂もあるが(ないないっ・・・笑)、信じるか信じないかはあなた次第(笑)!
・・・切りがないのでこの辺で止めておきます・・・(^^;)。