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建築用語マニアック辞典

建築用語マニアック辞典な行編(特別編)

建築用語マニアック辞典 な行編

  • 2013.05.06 Monday

 

【海鼠壁(なまこかべ)】・・・左官仕上げの塗り壁の一種。瓦と漆喰によるヒシクロス(四半目地)模様の壁。漆喰目地の盛り上がった部分が水棲生物の海鼠に似ていることからこう名付けられる。似ているかどうかは意見の分かれるところ(笑)。蔵や土塀の壁に多く用いられていた。最近はあまりお目にかかれないが、イメージとしてはくら寿司さんの外観(笑)。
※同音異義語【ナマコ】・・・亜鉛鉄板の波型の板。

【ニッチ】・・・壁面に埋め込まれた飾り棚の呼称。珪藻土やスイス漆喰の塗り壁で仕上げた場合、ちょっとしたアクセントになり雰囲気が良くなる。
※【ニッチ】と聞いて“にっちもさっちもどうにもブルド~ック♪”などと思わず口ずさんでしまうと、廻りに40歳以上の方がいないと奇異な目で見られることがあるので注意が必要(笑)。

【濡れ縁】・・・主に和室掃き出し窓から外部に隣接する部分に設けられた木製のベランダ。雨に濡れてしまう縁側ということでこのような名前。
※類義語【ウッドデッキ】補足ではあるが、ウッドデッキも雨に濡れてしまうが【濡れデッキ】とは言わない(笑)。

【猫】・・・ニャンコに非ず(笑)。建築で猫と言えば一輪車のことである。基礎工事や外構工事で生コンを運搬する際に使用する。もちろん三毛だのシャムなどという区別はしていない・・・はずである(笑)。

※用例「使い終わった猫洗っとけ・・・」そこで勘違いすると引っ掻き傷を作ることになる(笑)。

【野地板(のじいた)】・・・屋根垂木の上に乗せる下地用の板。今は構造用合板が主流。野地板は当然勾配の付いた高所で貼るため、ある程度の危険を伴う。30度(6寸勾配)を超える屋根の場合、無理とは分かっていてもスパイダーマンに変身したいと願う職人が多々いることを追記しておく(笑)。0

 

★★★【あとがき的追記】★★★

 

建築用語とは全く関係ありませんが、 『な行』には何故か他の行に比べると妖しげでXファイル的な用語が多かったりします(あくまでも私的感想です・・・笑)。

 【ナスカの地上絵】…言わずと知れた南米ペルーの広大な大地に描かれた謎の絵。世界遺産でもある。ハチドリやクモが有名。宇宙人が書いたという説も・・・。老眼の私にとっては建築図面もあれぐらい大きく書いてもらえるとありがたいのだが・・・でかすぎでしょう(笑)。

 【忍者】…今も存続しているかどうかは定かではないが、江戸時代あたりにいたとされる日本版のスパイ。今でいうところの『CIA』や『MI6』のようなもの。甲賀と伊賀という2大勢力があったとされる。忍者と言えば『手裏剣』だが、建築道具(ツール)の丸ノコの刃である『チップソー』の形状が『手裏剣』の形を元に開発されたという説があるが、それはおそらく嘘であろう(笑)。

【ぬらりひょん】…ぬらりって・・・相当妖しげな語感だが、案の定『妖怪』の名前である(笑)。実在するかは定かではないが、居たらいたでヤバイです・・・(笑)。

【ネッシー】…そう言えばいましたねって・・・いや、居るかどうかは未だに分かりませんが・・・(笑)。イギリスのスコットランドにあるネス湖に時折現れるらしい未確認巨大生物。そう言えば最近はあまり話題になりませんね(^^;)。

 

【ノストラダムスの大予言】… 「1999年7月空から恐怖の大王が・・・」というフレーズでふた昔ぐらい前に話題となったベストセラー。2020年の今となってはね・・・( ;∀;)。しかし『恐怖の大王』って実態が分からないだけに怖いですね。

 

というわけで、もうほとんどこじ付けです(^^;)。

前回のた行編に引き続き読み辛い用語、な行編。

【長押】・・・思わずスマホの電源を切りたくなってしまいますが(笑)・・・建築用語的には『ながおし』ではありません。

正解は「なげし」。

和室などの鴨居や付け鴨居の上にぐるりと廻っている巾100㎜ほどの板の名称。

最近、一般の戸建て住宅ではあまり見かけなくなりました。

 

 

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