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決めなきゃならないこと!7【仕様】編③
最初はどうしても理想を追うので予算はオーバーするケースが多い。
大野さんの場合も例外でない。トホホ・・・である。金に糸目をつけず自分の思い描いた理想の家が建てられれば言うことないのだが、世の中それほど甘くない(^_^;)。
ここからは見積り金額削減に向けての闘いだ。もう財務省官僚並みの算盤勘定で臨む覚悟が必要だ(笑)。
減額するということは、何かを無くすか、ワンランクグレードの低い材料を選ばなければならないということだ。何を落とすか? 夫妻の共通認識で事が進めばいいが、お互いの主張がぶつかり合うと家庭内扮装勃発の恐れが生じる(^_^;)。
経験則的に言わせてもらえば、旦那さんに妥協して頂いた方が丸く納まる場合が多い。あまり楽しくない作業かもしれないが避けては通れない道のりである(^_^;)。
大野家の場合はご主人の書斎の仕様を下げて、外壁、屋根材の仕様をもう少しリーズナブルなものへと変更して、予算内ギリギリで決着を見たようである!
この段階で建物の仕様の9割り方は決定されているのだが、100%ではない。細かいところで現場が始まってから決めなければならないモノというのもある。予算もあることなのでその範囲内で選択、決定を強いられる。
さて、間取り、仕様、見積りが決まり、おおよその工期も決まったので、工務店と契約書を交わす。25年ローンの審査も終わり、後は着工を待つばかり。
もう決めることはないだろうと、高を括っていた大野夫妻。
実は・・・。
ここからは、日程等のスケジュール決定などが待ち構えているのであった。