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建築用語マニアック辞典

建築用語マニアック辞典ま行編(特別編)

建築用語マニアック辞典 ま行編

  • 2013.05.08 Wednesday

 

【マグサ】・・・窓開口部下地における上部水平材の呼称。ちなみに下部水平材は窓台と称する。
※余談ではあるがアルミサッシの窓が設置されるところは建築図面上【AW】という記号で表記されている。さらにサッシ枠の寸法も数字で表記し、例えばワイド740、高さ900の窓は【07409】と表記される。だが、実際の窓下地は表記寸法よりワイドでプラス40、高さでプラス70広げた寸法で作らなければならない。表記寸法はあくまでも内法寸法であって広げた寸法が実際にすっぽりと納まる外法寸法なのである。
※用例「そこの窓下地06907で作っておけよ」といわれればワイド730高さ770に数ミリクリアランスをとった窓開口下地を作ればいいわけである。これであなたも明日から大工さん(^_-)(笑)。

【見返し】・・・部屋のほぼ中央から見えなくなる箇所。ミスター長嶋氏的に言えば「ビハインドスペース」(笑)。正面から見えないからと言っておろそかにしてはいけない場所。遊び心のある職人がこっそりと隠れアイテムを仕掛けたりする油断ならぬ場所でもある(笑)。
※対義語【見付け】

【無双(むそう)】・・・床の間に飾る掛け軸を吊り下げるための、L型金具を装填してある木製部材の総称。。主に床の間正面奥の廻り縁の下端に取り付ける。細長い木に溝が突いてあり若干ではあるが左右に可動出来るようになっている。
※麻雀の国士無双との因果関係は不明(笑)。

【面戸(めんど)】・・・和風屋根の化粧垂木間に挟める板。通常垂木の流れ方向の桁上に取り付ける部材。これを納めることにより外部からの風雨の侵入を防ぐ。
※作業が面倒だから【めんど】と言うわけではないらしい(笑)。

【母屋(もや)】・・・屋根垂木を受ける横架材の一種。ちなみにその母屋材を受ける柱のことを【束(つか)】という。
母屋があるなら父屋もあってしかるべきだが残念ながら存在しない。母は偉大なり(笑)!

 

 

 

★★★【あとがき的追記】★★★

 

【柾目(まさめ)】…筋状の模様がほぼ平行に並んでいる材木の柄の呼称。

『対義語』・・・【板目(いため)】…トランプのスペード♠のような模様が表れている木材の柄の呼称。

 

柾目の材木は、ある程度大きな径の丸太木材でしか取れないため、金額的にも板目の材木よりも高価である。

 

魚で言えばマグロのトロ、肉で言えば牛肉のシャトーブリアンと言ったところだろうか・・・いや、ちょっと違うような・・・(^^;。

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