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家づくりコラム
建築士のつぶやき

日本の住宅について

梅雨空が続いていますが、皆様いかがお過ごしですか?もうすぐ梅雨が明けて、太陽いっぱいの夏がやってきます。何かわくわくしますね。
さて皆さんの家はどちら向きに建っていますか? 日本の住宅は昔から夏を想定して設計しなさいと言われてきました。現代のようにエアコンはありま せんでしたから、いかに夏過ごしやすくするか工夫されてきました。昔の民家や、数奇屋づくりの家を思い出してみてください。東西に細長く南側に縁側や大き な庇(ひさし)があったりしますよね。これは夏の高い太陽の日差しをさえぎり、冬は低い太陽の日差しをいっぱいに取り入れる理にかなったプランになってい ます。また西側には落葉樹を植えて夏の厳しい西日をさえぎるなんてことも、自然を利用した暑さ対策ですよね。また日本の夏は高温多湿です。また雨も多いの です。実は平均すると年間3分の1は雨が降っているそうです。だから昔の家は軒の出が深く、雨による外部からの腐食を防いでいたのです。
昔の民家や、和風住宅は先人の知恵がいっぱい詰まっており、日本の風土、 気候にあった工夫がたくさんあります。ぜひ参考にしてこれからの住宅に生かしていきたいですね。

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