- 家づくりコラム
- 建築士のつぶやき
東北関東大震災
このたびの東北関東大震災において亡くなられた方、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
今回の震災では多くの方が津波により家を失い大変な被害となりましたが、家を造るものとしては本当に心が痛いです。自然の大きな力にはどんなに家を強くしても太刀打ちできないと思うと残念な気持ちで一杯です。
被災され、避難している方々は皆、我が家に帰りたいと思っていることでしょう。
しかしその我が家がもう無いというのは被災された方でなければわからない思いでしょう。
これから家を建てていくにあたり、少しでも心休まる、帰りたくなる家造りが出来るよう心がけたいと強く感じます。
震災で自動車部品の工場がかなりの打撃を負ったようです。自動車が一つの部品が無くても完成させることが出来ないのと同様に、家も何万という部品、材料か ら出来上がっています。幸いにして我々の建てている木造在来工法は一つ一つが手造りですので、材料を変更したり、現場で工夫することによって補えることも あります。
しかしながらすべてというわけにはいかないので、材料の納品を待つということも出て来ています。お客様にご迷惑のかからない様、最善の努力はいたしますが、今後の情勢も見守っていきたいと存じます。
今回の震災で改めて家造りについて考えさせられましたが、お客様の思いの詰まった家造り今後も精一杯努めていきたいと思います。