スタッフブログ

家づくりコラム
建築士のつぶやき

職人さん

お客様にとって家を建てようと考えたときまず気になるのが「いくらぐらいで建つのだろうか」ということではないでしょうか?
一概に坪単価いくらと言えないのが私ども注文住宅の場合です。確かに低価格で坪いくらからと言って売り出している会社も少なくはありません。しかしなが ら、そういった会社はたいていがオプションや含まれていない工事が多く、結果的にはそんなに他と変わらない金額になっていたりします。
それでも低価格の住 宅は存在します。そのような住宅の工事に関わっている職人さんの話を聞くと「あ〜なるほど」と思う部分があります。たくさんの仕事を供給するかわりに、か なり単価を抑えられています。単価といってもそれは職人さんの賃金です。単価が抑えられれば少しでも早く工事を終わらせようとします。すると人間ですか ら、本当に丁寧な家造りができるのかちょっぴり不安を感じます。
日本の住宅産業が会社の利益を追求する方向に進んでしまった結果かもしれません。

家づくりコラム
自然素材について

エコロジー

昨今、エコ、エコと何かにつけてはエコという言葉が使われています。エコバックやエコ自動車、エコ建材とかいろいろな商品がでています。またテレビ番組で もエコ大紀行とか出ています。地球環境のことを考えれば一人一人が意識をして少しでも環境に負荷を与えないようにすることはとても大事なことだとは思いま す。
しかしながら世間のエコをよく見ていくと、本当にエコかいな?と思うようなものもたくさんあります。なるべく冷暖房を使わないようにと断熱材をふん だんに使う建物もたくさんあります。しかしながらその断熱材を製造するのに多くのエネルギーが使われているのも事実です。そう考えると矛盾を感じてしまう こともあります。
産業革命以降エネルギーを使い続けて、便利な生活になりました。これを昔の時代のような生活に戻すことは不可能ですが、しかしながら昔の生活に学ぶ ところはたくさんあると思います。建物で言えば風通しのよい、軒の深い住宅であったり、西側には落葉樹を植えて夏の西日をさえぎるとか日本の風土にあった エコ対策が学べますね。究極のエコは昔の生活に戻ることかもしれませんね。
建築は多くの環境負荷を与えます。工事中から完成後、生活したり、建物を維持したりと延々とつづきますが、少しでも地球にやさしい建物を作っていきたいと思います。
P.S. いずれは風力発電を住宅にとりいれたいなぁ。。。。。

家づくりコラム
建築士のつぶやき

耐震事業

阪神大震災から早いもので13年が経ちました。その間新潟の中越地震、中越沖地震ほか、今までになく多くの地震によりたくさんの被害が出てきました。建築 基準法も一部改正になり耐震化の波は進んでいるかのように思えますが、一方で姉歯による耐震偽装問題の発覚などもあり、現実的には建築物の耐震化はまだま だのように思えます。私の住んでいる多摩市では昭和56年以前に建てられた住宅が約3600戸ありそのうち耐震診断をし、耐震補強を行った家は5%にも満 たないのではないでしょうか。もちろん予算の問題もありますし、全部を一度にやることも出来ません。ただいつ来るかわからない地震に少しでも早く備えるこ とは必要だと考えます。耐震基準は4段階に分かれています。
1.5以上:◎倒壊しない
1.0以上〜1.5未満:○一応倒壊しない
0.7以上〜1.0未満:△倒壊する可能性がある
0.7未満:×倒壊する可能性が高い
一般的に1.0以上に補強しないと行政から補助金がでないというケースが多いです。補助金が出る市区町村はまだいいかもしれません。評点を1.0以上にす るにはそれなりに費用もかかります。しかし、命を守る為の家が凶器となってはいけません。地震で命を落す方の死因は圧倒的に圧死です。家につぶされてなく なっています。せめて潰されないようにしたいと誰もが思うのではないでしょうか? 評点1.0にこだわらず、身を守る最低限の補強でも助成金が出るよう国 や都道府県、市区町村が動いてくれればいいと思うのですが。もっと安心して住める家を増やしたい、誰もが願うことではないでしょうか。幸い私の住む多摩市 は耐震事業に積極的に取り組んで頂いております。今後も一軒でも多く安心して住める家を造っていきたいと思います。

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建築士のつぶやき

リフォーム工事

リフォーム工事は難しいものです。ただ壁紙を貼り変えたり襖や畳を取り替えるだけならよいのですが、間取りを変えたり、水廻りをいじったり、新しい素材を 使ってみたりとまったく別のものへと変化させる場合、仕上がりに関しては、お客様とっては未知なるものです。 でもそこにお客様は期待や夢をふくらませて、大きなお金を支払ってくれるのです。ですから我々の仕事は責任重大です。実際新築より難しいと言っても過言で はありません。例えば、珪藻土や漆喰といった素材は一種の土です。乾燥、収縮によって割れや、クラックが入る場合もあります。仕上げの模様によっても印象 が違ってくるでしょう。また、既存の建物に工事をするわけですから床が水平でなかったり壁が傾いていたりと予想だにしなかった事態も起きるでしょう。た だ、そのような事はお客様はわからないのが当然でしょう。 我々がプロとしてお客様にしっかりと説明をし、ご理解頂いたり、一緒に相談しながら進めなくてはなりません。新しい素材や建材もどんどん出てきています。 常に勉強をして知識を身につけていかなければなりません。
私もまだまだ勉強不足であったり、説明不足であったりするところがあります。お客様に満足頂けるよう社員一同、日々努力をして頑張って行きたいと思います。
P.S. 新築でも同じ事が言えるかもしれませんね。

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建築士のつぶやき

設計と現場について

「建築」と一言で言ってもさまざまな業種が絡み合ってひとつのものを作り出しています。
大きく分けると設計者と施工者がそうです。設計者は何もないところから線を引き、平面から立体へとクリエイティブに考え、またさまざまなファクターを取り 入れ図面化していきます。一方施工者はその図面を元に実際の形へと変えていくわけですが、これがなかなか設計図通り行かないのが現場なのです。設計者も、 施工者も良いものを作りたいと言う思いは同じなのですが、なかなか上手く納まらないことが多いのです。しかもデザインに凝れば凝るほどそういった矛盾が起 きてきます。そうなると現場監督の腕にかかってきます。いかに設計者の意図するところ、イメージを読み取り、それをいかに職人さんに伝え形としていくか、 頭の使う仕事です。私は設計もしますし、現場監督もします。両方の立場がわかるだけに非常にやり辛い部分もあれば、上手くまとめられる部分もあります。
ただ最終的には、お客様に満足していただける家を作るということを忘れてはならないと思います。そんな気持ちがひとつになったときいいものができるのではないでしょうか?