スタッフブログ

家づくりコラム
ZEH

ZEHの取り組み

2017年度に弊社では「ZEHビルダー」として登録し、「ZEH住宅」の取り組みを始めました。

2020年度も引き続き登録していましたが、目標を達成することはできませんでした。

今年度も引き続き取り組みを行っています。

ご興味のある方はお声がけください。

 

               ZEH受託率目標値

        

年度 目標 実績
2016   10件(年間総実績件数)
2017 20% 13%(戸建住宅総建築数8件)
2018 30% 0%(戸建住宅総建築数7件)
2019 40% 0%(戸建住宅総建築数5件)
2020 50% 0%(戸建住宅総建築数5件)
2025 50%  

 

 

家づくりコラム
建築用語マニアック辞典

建築用語マニアック辞典ら行~わ行編(特別編)

建築用語マニアック辞典 ら行~わ行編

  • 2013.05.10 Friday
  • 15:11

【ラッチ】・・・開き戸小口のハンドル側にあるスプリング式の金具。形状としては三角形のモノがほとんどで、ごく稀に蒲鉾型のモノがある。
ドア枠のラッチ側にある凹型の金具は【ストライク】。三つ並べば三振だ(笑)! 
扉を閉める際は三角ラッチの斜め部分が抵抗なくストライクに収まり、ラッチがストライクに収まっている間は三角の突端部が引っ掛かり、扉が勝手に開くことを防いでいる。開く時には、レバーハンドルもしくはドアノブを回転させることによりラッチを引っ込めオープンさせる。・・・とまぁ長々と説明するまでもないような仕組みなのだが(^_^;)、念の為に・・・(笑)。
※参考 トイレドアなどのラッチ上部に付いている施錠用の閂(かんぬき)金具は人呼んで【デットボルト】。生半端なことではこじ開けられそうもない名前である(笑)!
※会話用例 ラッチ交換時にたまに交わされるかもしれない会話。
「こっちのリッチなラッチ、そっちにマッチするように設置(せっち)してくれる!?」
「どっちのラッチだよ?」
「だからそっちのグッチの鞄にタッチしているラッチよ」
「でもあっちのラッチの方がこっちのラッチよりストライクをうまくキャッチしてるぜ」
「そんなことないわよ。も~このままじゃにっちもさっちも行かないわ。わたしの気持ちも察知(さっち)してよ!」
「分かったよ。こっちのラッチに合致(がっち)したリッチなラッチを設置(せっち)するよ。さぁさぁ君は邪魔だからこっちにおいでよ」
「キャッ、エッチ! どこ触ってんのよ・・・」バチッ(ビンタ音)!
・・・やっぱないか(笑)。

【りゃんこ貼り】・・・「にゃんこ」ではない。もちろん「ちゃんこ」でもない(笑)。定尺物(通常910×1820)の合板や天井のボードなどを貼る際に、継ぎ目ラインをずらして貼る工法。屋根の野地合板、床下地の剛床(ごうしょう)、天井の石膏ボードを貼る際によく用いられる工法。
910ミリ継ぎ目を横にずらして貼るケースが一般的。
なぜ継ぎ目ラインをずらして貼るかと言うと、材による一線過重を防ぐための措置である。材の継ぎ目は線なのに対し、継ぎ目以外では面なので過重を分散させる意味での工法である。
※対義語【一丁継ぎ】・・・継ぎ手を同一ラインにて継ぐ工法。
※前述の説明でも【りゃんこ貼り】をイマイチ想像出来ないという方は[あみだクジ]の図柄を90°回転してみよう! 
貼り上がり最終形はそんな感じ(笑)。

【ルーフィング】・・・屋根仕上げ材の下に敷く防水シート。現在はアスファルト製のモノが主流。
※施工要領・・・屋根勾配の低い方から高い方へと10センチ以上の重ねしろをとり、ステンレス製のステップルタッカー(ホッチキスの針状のモノ)にて屋根下地材に打ち付ける。ポイントはルーフィングを重ねる順番。これを逆にするとルーフィングの効力は全く持ってゼロ。それこそブーイングである(>。<)!

【レベラー】・・・レベリング剤の通称。生コンを固めた基礎立ち上がり天端に、不陸(ふりく)調整用 として用いられる特殊セメント。基礎立ち上がり用の型枠があるうちに厚み10ミリから15ミリ程度基礎天端に均一に流し込み、硬化後には摩訶不思議、ミリ単位の精度で水平になり基礎コンクリートと密着するという魔法のようなセメント。それにしてもレベラーの中で一体何が行われているのだろうか?

※勝手に想像用例 【レベラー部隊による基礎水平作戦】より。
「第一部隊、い通りからほ通りを固めろ! 第二部隊は一番通りから七番通り・・・」
「隊長、アンカーボルトが我々の行く手を阻んでおります!」
「先頭部隊を二手に散開させろ!」
「隊長、今度はホールダウンが立ちふさがっております!」
「第三部隊をホールダウン近辺の第二部隊の後方支援に回せ! ほらほら急げ! 時間がないぞ。 敵はすぐ硬化するぞ!」
「隊長、全部隊配置につきました!」
「コラーっ、そこの第二部隊、頭が出過ぎたぞ! レベルを保て! あと数時間の辛抱だ!」

・・・とまぁ、このようなことがことが我々の知らない間に基礎天端上で行われているのではないかと。・・・ひどい妄想である(笑)!

【LowーE(ローイー)ガラス】・・・ペアガラスの内側に特殊金属膜をコーティングすることにより、遮熱性能及び断熱性能を良くしたガラス。コーティングされた特殊金属膜により赤外線や紫外線をある程度遮断し、放射による熱伝導を低減出来るガラス。
LowーEとはLow(低い)Emissivity(放射)の略語である。
※悲しいかな、製品価格は通常のペアガラスに比べHighーE(値段)である(^_^;)。

【ワークトップ】・・・ 人工大理石やステンレス、もしくはタイルで作られたシステムキッチンの天板の呼称。通称【トップ】。通常、床から80~85センチ程度の高さが使い易い高さとされている。たいていの場合、どのメーカーもこの部分の寸法に関してはオーダー可能。
この【ワークトップ】に類する用語で【ワークトライアングル】というものがある。これはシンク、コンロ、冷蔵庫の位置を三角形に置き換えたもので、調理における作業動線を配置化したものである。通常、トライアングルの各辺の総和が3~6mが作業能率の良い寸法とされている(個人的にはこの3点に“ゴミ箱”も加えたいところなのだが・・・)。
※【ワークトップ】に【ワークトライアングル】。これらの名の通りキッチンはまぎれもなく主婦(もしくは主夫)の方々の仕事場である。日々の業務ご苦労様です(^_^)!

★★★【あとがき的追記】★★★

 

建築用語マニアック辞典、今回がラストです。

ら行からわ行まで。国語辞典を読んで頂ければ分かるように、日本語自体が少ない領域ですね(^^;)。

そんな中で一番ページ数が多くなってしまいました(^^;)。

改訂版【建築用語マニアック辞典】が編纂されるようなことがあれば、またその時にお会い致しましょう!

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建築用語マニアック辞典

建築用語マニアック辞典や行編(特別編)

建築用語マニアック辞典 や行編

  • 2013.05.09 Thursday
  • 12:22

【遣り方】・・・木造建築の基礎工事の指標となるもの。建物設置予定地点の外周部に杭と水平に回した水貫(みずぬき)という板で基礎の高さと配置を表したもの。
水貫のレベルより均等に下がった所が基礎天端で、水貫側面に基礎の立ち上がりが配置される墨が板の対称面に同じように記されている。
遣り方の詳細なやり方は現場にて・・・(笑)。

【ユンボ】・・・重機のパワーショベルの通称。主に基礎工事や外構工事に伴う地面の掘削に用いられる。
※同義語【バックフォー】、【油圧ショベルカー】。
※早口言葉用例「ユンボに乗ったビンボーなマンボウが乱暴にリンボーダンス」さぁレッツチャレンジ(笑)!!。

【寄せ】・・・落語に非ず(笑)。和室の畳と壁の間に入る木製の部材。通常畳の上端と平らに納まる。洋室における巾木に相当。
※謎かけ用例「寄せとかけまして几帳面な人のハンカチと解く。してそのこころは? どちらもタタミがいいでしょう!」お後がよろしいようで(だから落語じゃないって!)・・・(^_^;)。

 

★★★【あとがき的追記】★★★

【ヤング率】…構造力学的なもので、材料に力が加わった時にどれだけ変形するかのパーセンテージを数字で表したもの。

『類義語』・・・【弾性率】…ヤング率とほぼ同義語なのですが、説明が難しいので興味のある方はネットでお調べ下さい(^^;)。

ヤング率・・・もちろん自分がどれだけ若いかをパーセンテージで表したものではありません(笑)。でもあるとしたら自分のヤング率、35%(根拠は不明)(>_<)。

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建築用語マニアック辞典ま行編(特別編)

建築用語マニアック辞典 ま行編

  • 2013.05.08 Wednesday

 

【マグサ】・・・窓開口部下地における上部水平材の呼称。ちなみに下部水平材は窓台と称する。
※余談ではあるがアルミサッシの窓が設置されるところは建築図面上【AW】という記号で表記されている。さらにサッシ枠の寸法も数字で表記し、例えばワイド740、高さ900の窓は【07409】と表記される。だが、実際の窓下地は表記寸法よりワイドでプラス40、高さでプラス70広げた寸法で作らなければならない。表記寸法はあくまでも内法寸法であって広げた寸法が実際にすっぽりと納まる外法寸法なのである。
※用例「そこの窓下地06907で作っておけよ」といわれればワイド730高さ770に数ミリクリアランスをとった窓開口下地を作ればいいわけである。これであなたも明日から大工さん(^_-)(笑)。

【見返し】・・・部屋のほぼ中央から見えなくなる箇所。ミスター長嶋氏的に言えば「ビハインドスペース」(笑)。正面から見えないからと言っておろそかにしてはいけない場所。遊び心のある職人がこっそりと隠れアイテムを仕掛けたりする油断ならぬ場所でもある(笑)。
※対義語【見付け】

【無双(むそう)】・・・床の間に飾る掛け軸を吊り下げるための、L型金具を装填してある木製部材の総称。。主に床の間正面奥の廻り縁の下端に取り付ける。細長い木に溝が突いてあり若干ではあるが左右に可動出来るようになっている。
※麻雀の国士無双との因果関係は不明(笑)。

【面戸(めんど)】・・・和風屋根の化粧垂木間に挟める板。通常垂木の流れ方向の桁上に取り付ける部材。これを納めることにより外部からの風雨の侵入を防ぐ。
※作業が面倒だから【めんど】と言うわけではないらしい(笑)。

【母屋(もや)】・・・屋根垂木を受ける横架材の一種。ちなみにその母屋材を受ける柱のことを【束(つか)】という。
母屋があるなら父屋もあってしかるべきだが残念ながら存在しない。母は偉大なり(笑)!

 

 

 

★★★【あとがき的追記】★★★

 

【柾目(まさめ)】…筋状の模様がほぼ平行に並んでいる材木の柄の呼称。

『対義語』・・・【板目(いため)】…トランプのスペード♠のような模様が表れている木材の柄の呼称。

 

柾目の材木は、ある程度大きな径の丸太木材でしか取れないため、金額的にも板目の材木よりも高価である。

 

魚で言えばマグロのトロ、肉で言えば牛肉のシャトーブリアンと言ったところだろうか・・・いや、ちょっと違うような・・・(^^;。

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建築用語マニアック辞典は行編(特別編)

建築用語マニアック辞典 は行編

  • 2013.05.07 Tuesday
  • 12:26

【鼻隠し】・・・屋根垂木先端部の木口面に打ち付ける板。軒天を納めるのと雨樋を取り付ける際に必要とされる部材。語源的には垂木の鼻を隠すのでこのような名前が付いた(そのままやんけ~笑)。イメージとしては建物のマスクと思ってもらえば間違いない(笑)!

【火打ち】・・・建物の水平面に斜め45°で設置する部材。木製であったり鋼鉄製であったりする。これを入れることにより床面耐力が上がり耐震の一翼を担う。
現在は剛床(ごうしょう)という24ミリ以上の合板を細かく釘留めすることによって火打ちの替わりとしている。
なぜ火打ちと言うのか諸説いろいろだが、着物の袖と脇の間にある三角形の部分を火打ちと呼ぶことから由来しているのではないかと・・・。真偽のほどは定かではない。

【プレカット】・・・木造軸組工法の構造材を工場のコンピューター制御された機械で刻むこと。若い大工が自分で墨付け、刻みが出来なくなった一要因(笑)。「昔はおまえなぁ自分で一から十まで・・・」と言ってるベテランの職人にも実はありがたい代物であったりする(笑)!

【ベンチマーク】・・・建築図面上における任意の水準点を示す記号。たいていの場合道路縁石天端かマンホールといったような公共的な不動のモノで設定する事が多い。そこを基準に建物の地盤や階高を設定する。
通常図面上では【BM】と表記されている。
※言うまでもないが、その場所にドイツの高級車を駐車しておくという意味ではない(笑)!

【坊主面】・・・木材の面加工の一種。お坊さんの頭のように丸みを帯びた面の呼称。通常5~10Rぐらいの半円で加工される。「私の知ってる住職の頭ってどっちかというと台形に近いのよね~」・・・そう言われてもあくまで一般論である(^_^;)。
※同類語【銀杏面】、【瓢箪面】。

 

★★★【あとがき的追記】★★★

 

【破風(はふ)】・・・切妻屋根などの妻部分の垂木や母屋を隠すように打ち付けてある板。

【類義語】・・・【鼻隠し】。

 似たような使用目的なのだが、用いられる場所よって名称が異なる。

 風を破る。昔の日本建築(主に寺社仏閣)には化粧垂木を用いることが多かったので【鼻隠し】的な板を打ち付ける事は殆どなかった。風雨に晒されるのはもっぱら建物の妻部分だったので、風雨から建物を守る意味でこのような名がつけられたのだろう。

 【破雨(はう)】でも良かったのだろうが、なんとなく【破風(はふ)】の方が語感が良いような気が・・・(^^;)。

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