- 家づくりコラム
- 建築あるある秘帖
建築あるある秘帖1【さすらいの遺失物】

幼少の頃よりよくモノを無くしていた。それが宿命的なものなのか、性格的なものなのか、はたまた何らかの呪いによるものなのかは定かではないのだが、とにかく私の身の回りからはいろいろなものが無くなって行った。
その際たるものが切符である。今はICカードだからそれほどではないのだが、それ以前には10回に一度くらいの割合で紛失していた(^_^;)。
切符的なモノでいえば駐車券もよく無くす。さらに病院の診察券もそうだ。お通夜に行けば香典返しの引換券をかなりの確率で消失させる。
人間にはモノをよく無くす種族とほとんどモノを無くさない種族の2種族がいて私は確実に無くす種族に属している。もちろん注意はしているのだ。しているにも関わらず無くす。これは明らかに太古の昔よりDNAに組み込まれた呪いに違いない(笑)!
と云うわけでモノを無くす種族の”あるある”である。この種族の方たちは建築現場においても様々なモノを無くす。まずは[鉛筆]である。材料に墨をするのに現場では欠かせないアイテムだ。これが不思議とよく無くなる。たまに耳の上に差していて気づかぬこともあるのだが・・・(^_^;)。なので常時5,6本は身に付けている有り様だ。
次によく見失うのがスケールである。今使っていたと思うのにどこにも無い(実際はどこかにあるのだが・・・)。これも業務上必須アイテムなので非常に困る。GPS機能を内蔵させたいぐらいだ(笑)!
最近、これに追加されたアイテムとして眼鏡(老眼鏡)が仲間に加わってしまった・・・(^_^;)。
- 家づくりコラム
- 建築あるある秘帖
建築あるある秘帖 序

どの業界でも、「そういうことってあるよね・・・」みたいなことは多々あると思う。我々が携わる建築業界でも例に漏れず深刻なものから他愛ないものまで多岐にわたり存在する。
そこで今回からの新企画。
我々の日常業務に潜む幾多の”あるある”(門外不出と言うか、あまり世間では知られていないような・・・)を一般の方々に多少ならずともご紹介して行こうではないかというある意味、自殺行為的な(笑)コラムの連載がスタートする訳である。
“あるある”が良いことばかりならいいのだが、往々にして悪いことの方が多いものである(笑)。
例えていいのか分からないが【スターウォーズ】の”フォース”のように”あるある”にも”善きあるある”と”暗黒のあるある”というものがある。それは表裏一体のものであって別々のものではないのだ。それらをひっくるめてご紹介出来ればと思っている。
このコラムをご覧になった皆様が少しでもこの業界、若しくは建築というものに興味を持って頂ければ本望である。
それではフォースと共にあらんことを・・・(笑)(^-^)v
- 家づくりコラム
- 建築職人ガイドブック
建築職人ガイドブック8【設備屋】

【設備屋】と言ってもピンと来ない方もいらっしゃると思いますが主にいわゆる【水道屋】がメインです。家の中で配管関係を担当する方々の総称で、そのなかには【ガス屋】さん、【床暖房屋】さん、【太陽光パネル屋】さんなどが含まれます。
水道は電気と同じくライフラインの一翼を担う重要なアイテムです。これがないと家での生活が成り立ちません。
まず、どんな工事をするのか?
家の中でお湯や水を使うところはどこか? 。トイレ、浴室、洗面所、台所などがありますがそれらの場所にお湯、水の配管を外部から引っ張って行きます。昔は鉄管でしたが今は架橋ポリエチレン管という管を使って配管します。たいていの場合、水が水色、お湯がピンクの保温材で被覆されています。視覚的に分かりやすいですね。
水が出ればそれらを排出する排水口が必要となってきます。お湯、水の配管と共に排水のパイプも床下から這わせます。
現在は骨組みを建てる前に剛床(ごうしょう)という床捨て貼りをするので、配管関係は床を敷かれる前に予め設置される場所の近くまで配管しておきます。それからある程度外部が囲われた後、床下を潜って配管を立ち上げます。
簡単に潜ると言っても建物の床下は狭いです(^_^;)。スリムで小柄な方ならいいですが、太って大柄な方は大変です。潜ったきり出て来れない人もいたりします・・・ジョークですからね(笑)。潜ることによって2キロほど痩せたいところですが、そう都合良くはいきません(笑)。
圧を掛けて漏れが無いことを確認後、仕上げ工事にて衛生機器等の器具を取り付けます。
快適な暮らしを実現するにはなくてならない工事です。
- 家づくりコラム
- 建築職人ガイドブック
建築職人ガイドブック7【屋根屋】

【屋根屋】
上から読んでも下から読んでも・・・いや、そういうことじゃありません(笑)!
屋根の仕上げ材によって瓦屋さんだったり、板金屋さんだったりします。弊社の場合、ガルバリウム鋼板が多いので板金屋さんが屋根工事をすることになります。
もちろん屋根の上での作業なので雨、風、強烈な日射しを遮るものはありません。過酷です。
それでも屋根の上から見る景色は格別です。一般の方が普段見れない風景を屋根職人さんたちは見ながら仕事をしています!
まぁ景色に見とれてる余裕などないでしょうが・・・(笑)。それでも上から街の景色を眺めるのは気持ちのいいものです。
ただ屋根屋さんの一番の仕事は雨漏りをさせないで家を守ることにあります。その際、大切なのが仕上げ材の下に敷く【ルーフィング】という防水シートです。これがきっちり施工されていれば、屋根からの雨漏りの85%は防げます。
もちろん屋根もいろいろな形状があります。
切り妻、と呼ばれる【へ】の字に似た形の屋根、寄せ棟、と呼ばれる三角錐的な屋根、片流れ、と呼ばれる一方向だけに傾いた傾斜を持つ屋根。いろいろです。一般的には【谷】と呼ばれる部分の少ない屋根形状ほど雨漏りのリスクは減ると言われています。
そこを雨漏りさせないのは後は屋根職人さんの巧みな技術の問題です!
経験と知識の合わせ技ですね。
それと毎年やって来る【台風】も屋根屋さんにとっては頭の痛い問題です。屋根が台風によって壊れたとなれば通常業務に加え、飛び込み的に依頼される仕事なのでスケジュール調整が非常に難しいとのことです。
高所での作業が常なのでとにかく安全に的確に作業してもらいところです!
- 家づくりコラム
- 建築職人ガイドブック
建築職人ガイドブック6【大工】
三銃士ならぬ三大工⁉
【大工】
家を建てる=大工さんが家を作る。
そんなイメージってありますよね。
まぁ当たらずとも遠からず、ということなんですが、もちろん大工さん一人の力では【お家】は完成しません!
が、しかし・・・建物を作る上でその建物に携わる率が、他の建築職人さんたちに比べ圧倒的に高いです!
まず建物を組み上げる前の土台設置。さらに骨組みを組み上げる建て方。さらに屋根の下地を作り、耐震金物取り付けや耐力壁作り、サッシを入れて外部仕上げ材の下地作り。
さらに床材を貼ったり、建具枠を作り、階段を架けて、造作家具なども作り、内装仕上げ材の下地である石膏ボードを貼ったり、等々やることはかなりあります。書いているだけで疲れます(^_^;)。
こうして書いてみると仕事としては他の建築職人さんたちの下地工事が多いですね。でもですね、下地がきっちりしていないと仕上げ工事もキレイには仕上がらないのです・・・!
そして大工さんたちは数字に強くなくては勤まりません(^_^;)。図面に記載されているのは線以外はほとんど数字なので・・・。数字、というか寸法というものは建築の世界においては絶対です! これが違えば全てが狂って来ます。基本、大工さんたちの頭脳は理数系なのでしょう(もちろん例外な方もいらっしゃいます)。
だからと言って、連立方程式や微分積分、三角関数がめちゃくちゃ出来るという訳でもありません(^_^;)。
数学の基本である足し算引き算、かけ算わり算が出来ればなんだかんだ言ってもなんとかなります(笑)!
フェルマーの最終定理を証明せよ、なんて言わないので大丈夫です(笑)。
という訳で、大工さんというのは舞台で言えば【主役】で2時間出ずっぱりということになるんでしょうがギャラは脇役の方たちと対して違いはありません(^_^;)。
お施主様にとってはコスパの高い存在ですね(笑)!
